膝が原因の場合
膝痛(ひざつう)とは?
膝痛とは、おもに膝関節の周辺が痛くなる病気です。ただし、症状も原因もさまざまです。平らなところを歩くと膝が痛くなる、階段の昇降のときに痛くなる、膝の内側が痛い、膝の裏側が痛い、寝ているときに痛くなる…など、膝の痛み方も人それぞれ違います。原因は多岐に渡るので、十分な問診・触診が重要となってきます。症状の進行によっては、歩行が困難になったり、寝たきりになったりするなど、重篤な障害をもたらすことがあるので注意が必要です。まずは原因を探り、それに合った適切な治療を行うことが重要です。
膝痛の原因となる病気
膝関節痛は、さまざまな疾患によって起こります。一般的に多く見られるのは、変形性膝関節症、関節リウマチ、半月板損傷の3つの疾患です。特に変形性膝関節症が最も多く、加齢(年をとること)やケガによって軟骨がすり減って、膝関節が変形してしまいます。女性がなりやすい病気で、高齢になるほど発症率が高まっていきます。症状が進むと、階段の昇降や正座が困難になり、末期になると膝が伸びなくなったりします。日本にはその患者さんが2500万人もいると言われています。関節の変形は徐々に進行していき、それに伴って痛みも増していきます。膝に痛みを感じ始めたら、早めに専門医に相談し、予防や改善策に努めた方がいいでしょう。
膝痛は根治が難しい?
なぜ膝痛は、なかなか治らないのでしょうか。それは、患者さんは一人ひとり症状が微妙に違うからです。ある患者さんには合っている治療法でも、別の方には合わないこともあります。 膝の痛みは根治が難しいというイメージがありますが、決してそんなことはありません。患者さん一人ひとりときちんと向き合って、症状に合った治療をしていけば、短期間で治すことも可能です。
膝痛は「膝」だけが悪いわけではありません
膝痛の方は、膝のみが悪いのでしょうか?。実は、姿勢そのものの変化が関節への負担を高め「筋緊張」と呼ばれる筋肉の収縮を引き起こしたり、「不均等」と呼ばれる筋肉が偏った使われ方をする状態を招いたりして膝痛やしびれを引き起こすケースもあります。当院では膝以外にも、腰、脚関節、足の裏などもチェックします。診療室に入室されてきたときの姿勢まで見ています。 そして、わかりやすく説明し、治療の計画を立てます。納得いただければ治療を開始します。
膝痛の診断・検査
当院では、問診・触診によって確認しつつ必要な検査を順次進めて診断します。X線検査、エコー(超音波検査)、採血検査などの方法で検査し原因と適切な治療法を探っていきます。必要であればMRI検査やCT検査をお勧めすることもあります。
膝痛の治療法
当院では、できる限り手間をかけて、投薬・注射・物理療法・リハビリ・装具療法など患者さん個人に合った治療を行っていきます。また、入院や手術が必要な場合は連携している基幹病院をご紹介します。
膝痛は人によって原因も痛み方もさまざまです。短期間で成果が上がる方もいれば、そうでない方もいます。だからこそ、一人ひとりと向き合った治療が大切なのです。
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